星野源のエッセイ『そして生活はつづく』は笑えて勇気をもらえる作品だ。

星野源の『そして生活はつづく』を読んで。

この人、面白すぎます。

そして

素敵過ぎます。

今や一躍時の人。

我が家ではピコ太郎よりもフィーバーした感のあるこの方、星野源。

昨年のミュージックシーンは彼の見た目イノセンスな勢いに呑まれまくり、テレビドラマではハマリ役を見事演じきりまさに飛ぶ鳥落とす勢いでした。

この星野源さんが書いたエッセイを読んだのですが、これがもう相当に面白くて…

雰囲気のある人だとは思ってましたが、雰囲気どころの騒ぎじゃありませんでした。

『そして生活はつづく』を読んで。

つまらない毎日の生活をおもしろがること、素敵過ぎるテーマを掲げた星野源の『そして生活はつづく』を読んで。

とにかく是非読んで欲しいと思います。

いきなりですが。

それくらいワタシは笑い、そして心が軽くなりました。

文体は意外としっかりしていて、ワタシの心の10冊に入る名著『去年ルノアールにて』を彷彿とさせます。(そういえばこのルノアールで主演を果たしていたのも星野源さんだった!〕

星野源好きもそうでない人も。

このエッセイは星野源が毎日の暮らしの中で起こる小さなことや自分のことを語っているものになります。

巻末のきたろうとの対談で語っていますが、本人曰く

この本は、自分のダメ部分をなんとかおもしろくしよう。おもしろがれたら、そんな自分も好きになれるかな、みたいなテーマで、自分のダメな部分をなるべくそのまま書いた本なんです。好きになってちゃんと一歩前に進みたいっていうか。

読んでみて初めて知ったのですが、この方かなり変わってます。

一人が好きと孤独を愛する姿勢を公言し、日常の些細なことを自分のネガティブな体験や一歩間違うとトラウマ体験なのでは?と思えるエピソードを交えながらなかなか哲学的な発想でまとめていく。

これが読んでて非常に面白いんです。

◯◯はつづく、というタイトルで15の短編によって構成されている今作。星野源が自ら明かすちょっぴり笑えて切ない過去の体験談を織り交ぜて進んでいきます。

ワタシはいきなり最初の料金支払いの話からだいぶニヤけてしまいました。

笑えるだけじゃない、きちんと自分を持ってる星野源節に感動。

色々と笑える箇所があり、通勤時は一人でニヤニヤしてしまいましたがこれが読んでいるうちに深く感動する自分がいたんです。

今日はこの部分をちゃんと紹介して終わろうと思います。

例えば『眼鏡はつづく』という話があります。

この話の中で自分の目の悪さをその人に与えられたチャームポイントだと言い、視力の弱さを最大限面白がることにしたと言い放つ強さ。

ひとりになることの強さを知っているその姿。

それらを読みやすい文体で最後までていねいに書かれているのです。

この一見笑えるエッセイですが、根底にはとても強いメッセージが通奏低音として流れているのです。

特にワタシが好きなのが

つまらない毎日の生活をおもしろがること。

という一節です。

これ、今年のdisk+diskのテーマにもぴったりくる言葉だっただけにすごい刺さりました。

星野源さん

たまたまフィーバーしただけかと思ってましたが、中身はしっかりと自分を持ったすごい人だったのですね。すっかりファンになりました。

そしてその生き方、参考にさせていただきます。

 

なんだかニヤニヤしながら一気に読んで

気がついたら勇気までもらえてる

そんな不思議なエッセイでした。

 


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