子供の習い事2019年ランキング第3位!ピアノを習わせようと思うなら、まず知って欲しいこと。

lesson-piano1ワタシの家族

今や子どもに習い事をさせるのは当たり前のこのご時世。

問題は何を習わせるか?ですよね。

今年の習い事ランキングを見ると一位はやっぱり水泳。二位は英語、そして三位にピアノという結果に。ワタシも通っていたピアノ。今日はこのピアノを習わせるならば先に知っておいたほうが良いと思われることを実際の体験を元にお伝えします。

 

10歳の時に自分からピアノ教室に通わせて欲しいと志願しました。

今思えばあれだけ一つのことに熱中した日々はなかったと思います。そしてその熱意は自分でも驚くほど続き、結局20歳までの10年間もの期間を費やすことになったのです。

10年も続けたらさぞ色々弾けるんでしょう?って思われます。一度聞いた曲はすぐ弾けるの?とかいう無茶振りも多々あります。

ピアノは経験者というだけでそんな偏見を持たれてしまいますよね。結論から言うと、そんなこと全然なくて、死ぬ気で練習した曲しか弾けないし、せっかく弾けるようになった曲も何年もピアノに触れてないと弾けなくなるんですよ。

ではでは、早速10年習い続けたピアノ経験者が、これからピアノを習おうと考えている人たちに本気でアドバイスしていきますね。 

lesson-piano1

【子どもの習い事】やって良かった?それとも無駄だった?ピアノをこれから習おうと思っている人へ贈るアドバイス。

自分の子供に何か習い事をさせたいと思う親にとって定番と化したピアノ。冒頭でも紹介したようにピアノは習い事ランキング第三位。水泳や英会話に押されてはいるものの、まだまだ人気は健在のようです。

子供習い事ランキング2019最新版 All about

さてこのピアノ。
果たして本当に習い事として相応しいのか?ちょっと悩みますよね?

ピアノを習うことメリットってなんでしょう?ピアニストになる、そう思っても実際なれるなんてケースは本当に氷山の一角ですし、そもそも練習用にピアノを買う必要があったりご近所に対して騒音に気を使ったり‥と習い事ランキング上位なピアノにもいざ始めようとすると色々と障害や悩みが出てくるものです。

そもそもこの ピアノという楽器は残酷な仕組みを持っていて、鍵盤の上を猫が歩いても音階を奏でることが可能です。逆を言えば誰が弾いても猫が弾いても変わらない音が鳴るという‥

他の楽器が音を出すまでにある程度の修練を重ねなければならないことを考えると、なんて優しい楽器だろうと思わせてくれるのです。

しかしこの優しさがいつまでもピアノの前に座らせることになり、ワタシの場合は結局10年ほど続けることになりました。 これがバイオリンとかだったら10年という月日を費やす前に投げ出していたかと思うので、残酷な楽器ですね、ピアノ。

そもそもピアノは独りプレーの楽器ですからね。

これはカバー出来る音域が広いのでメロディーと伴奏を同時に演奏し易いためです。

独りで完結可能な楽器です。 リズムを誰かと合わせる必要もなければ、主線を歌ってもらわなくても良い訳です。(曲にもよりますが‥)

習い事としてのピアノ。実際に10年続けたから言えるメリットとデメリット。果たしてその価値は‥?

先に言っておくと
ワタシの場合は10歳から始めたという条件も重なり、結果的にピアノを習ったことで得られたものはありませんでした。

しかし、だからと言ってじゃあその10年間は無駄だったのかと言われたらそれは断固否定します。

好きなことに打ち込んだ10年というのはやはり個人的にはとても価値のあるものでした。

ただ、おそらく皆さんが知りたいのは個人的な価値というよりも将来的にどう役に立つか?だと思います。

確かにワタシは10年ピアノを習って、結局得るものはなかったと思ってますが、それでも価値はあったと言えます。

なるべく感傷的になりすぎないようにピアノを習うことのメリット・デメリットをアドバイスしていきたいと思います。

メリット①

3歳までにやれば絶対音感が身につく。

これはもう有名な話。とりあえずピアニストになる・ならないは別として、絶対音感が身につくというのはとても大きなメリットだと思います。個人差があるでしょうし、確実に身につくとは言えないまでも、10歳から始めたワタシは音感なんてまったく身につきませんでした。。

将来子供が思春期になってカラオケ行って‥って時も絶対音感があればとりあえず恥をかく機会は減ると思います。実際ワタシは音感なんてまるでなくて、いまだに歌が苦手です。(※最近は絶対音感は先天性のものだという説もあり、断言できないようです。ただ小さい頃から音に慣れておくというのはそれだけ音を覚えることにはつながるとは思います)

絶対音感は先天性のものであることが明らかに カナダの研究

メリット②

感性の成長。

これは本当に個人差がある話ではありますが、クラシック音楽に小さい頃から触れ合う機会が必然的に増えます。

もし興味が沸いてくれば、やはり作曲者や時代背景なんかも勉強するでしょうし、そもそもピアノは表現をすることですから、色々と想像力を膨らませていくものです。

またピアノは両手の指を動かし、想像し、ペダル操作で脚を動かし、楽譜を覚えるという複雑な動作を要求されるので、かなりの脳トレになるという説もあります。

メリット③

自主性、自己主張、本番に強くなる。

ピアノを習っていくと必ず避けて通れないのが発表会
この日のために練習を重ね、そしてたくさんの人たちの前で演奏をする。

こんなすごいプレッシャーを味わえるのはなかなかありません。

特に他の競技や楽器と違ってピアノは一人で演奏しますからね。

すごい緊張しますけど、こういう機会を与えてあげられるのはピアノならでは。

メリット④

楽譜、音楽の基礎を学べる。

おそらく他のどの楽器よりもていねいに、しかも基本をちゃんと教えてもらえるのがピアノです。

これはピアノという楽器が基本的に独創楽器だということもあるのですが、低音から高音までを独りで完結させるため、基礎練習がみっちりあります。

だけどそのおかげで楽譜の読み書きやコードとか和音とか、必要は基礎知識は学べました。また教室によっては一緒に歌のレッスンもあって総合的に音楽の勉強ができます。

とにかく大切なことは3歳くらいまでに習い始めることです。

音感も身につくし、指の関節も固まってないからその後の可動域にも支障はないはずです。特にピアノは早ければ早いほど後々やってて良かったと思えるはずです。

逆にワタシは10歳というもうかなり遅いタイミングからのスタートだったので苦労しかありませんでした。指は動かないし、音感もないし‥

ここからデメリットを紹介しますが、ここからがワタシの追体験となります。つまり、何も得るものがなかった、と思える部分ですね。

10年通ったから言える ピアノを習うことのデメリットとは?

デメリット

本気でピアニストになりたいならその覚悟が必要。

まずピアノを習うということに対して、目標をどこに設定するかがとても大切です。

音楽の基礎知識を得る

とりあえずみんなやってるから

その程度のモチベーションならばあまり効果はないような気がします。しかしだからと言ってピアニストになってもらいたいっていう目標も、それはそれでかなり茨の道が待ち構えています。

しかしこのモチベーションというはじめの一歩こそがピアノを習う上で最大の障壁となります。

ピアニストにさせるっていう目標を設定したのなら、そもそも家にグランドピアノを用意しなきゃいけないし、それこそ英才教育の領域となります。

365日のすべてを捧げる覚悟が必要になり、それを支える家族もまた同じ決意をすることになります。

しかしそうでないのならピアノはちょっと厄介な習い事でもあります。

基本個人プレーなので協調性が身につくわけでもなく、音感が身につかない場合も大いにあるし、せっかく習っていてもちょっと練習をサボれば弾けなくなってしまいます。

ワタシは運良くその後にバンド活動を始め、ピアノ経験を活かすことができましたが、それがなかったら10年習っていた結果を披露することなく完全に消え去ってしまったことでしょう。

残るのはワタシの中の思い出だけ。。

だいたいピアノがないとその経験を発揮することはないですから。。

それでもプロになる、ならないは結果論なので習っているその期間にどれだけ得ることがあるかはやはりその子次第とは言えますね。

あとはどれだけ自分の子供を信じるか、、です。

lesson-piano2

音楽とワタシ、思い出話。あとがきにかえて。

ピアノ、そしてバンド経験でワタシは20代前半の大部分を音楽に捧げたと言っても過言ではないでしょう。

受験も就職活動も味わうことなく、ただひたすらに音楽に取り組んだ日々でした。

結果?

それはまた別のお話です。

ワタシはサラリーマンとなり、会社からの給料で家族を養ってオリマス。

音楽を真剣にやってきたから今の生活がある。とは言えません。

むしろ音楽がなければ受験をしたり就職活動をしたりして、今よりももっとキビキビとした暮らしをしていた可能性もあります。

結局10年練習を続けた経験は、社会人になって役に立つという物ではありませんでした。

練習から離れればあっという間に弾けなくなるし、絶対音感があるわけでもない。まさにあの期間は何にもならなかったような気さえします。。

しかし

今も音を鳴らす喜びを感じます。

10年続けてきてこのピアノがどこにも繋がらないと分かった時の切なさも、初めてバンドという新しい音楽のカタチを見つけた時の嬉しさも全て音楽をやってきたからこそ味わえる類のものです。

ある人にとってそれはスポーツかもしれないし、学業かもしれません。ただ、とにかく必死に打ち込んだ対象があっただけワタシは幸せでした。

そして今までの人生を振り返ると、どんな場面でも常に音楽がそこにはありました。

そして今も鳴り続ける。

今ワタシはまだ家族が眠りの中に落ちている時間に珈琲を淹れてMacBookの電源を入れたところです。

朝陽が昇るのが早くなってきたとはいえ、この時間の外はまだ夜の延長上といった暗さです。 早く起きて独り音を重ねる作業が始まります。

作業といっても誰に聴かせる訳でもない音楽を、自分の好きなように作り上げていくだけのことです。時間が来れば支度をしてサラリーマンです。満員電車に乗り、一日仕事をして帰宅して‥。

毎朝のこの作業時間だけがワタシと音楽とを繋ぐひとときです。

今後はどんな音楽が好き、とかこんな音楽を造ってます、とか紹介していきたいと密かに思っていますが、 先ずはこの辺りで。

 

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