質よりも量!量は裏切らない。多作であることの重要性について。
何年もの長い期間修行してやっと一人前の寿司職人に!っていうある種伝統芸みたいな風習を一気にぶった斬ったホリエモン。大事なのはセンスだと言い放ち、何年間も繰り返し修行し、苦労して得たものにこそ価値があるというのは詭弁であり、若手をいいように使うためだけの言い訳に過ぎないのだと。
根本からバッサリと斬りつけたホリエモンはもちろん賛否いろいろと話題になったようですが、これは要するに「質と量」の問題。
ある一定の質を得るためにはそこそこの量をこなす必要は必ずあるわけで。
今日はこの質と量の問題について自分なりに考えてみました。
量が質を作るから。量だけが質を作るから。量はあなたを裏切らない。量質転化の法則
質と量。
最近はやたらと「効率化」を求められ、量をこなすことよりも質を追求することに関心が高まっているように感じます。
そりゃ誰だって最初から高品質なものを生み出せればそれに越したことはないわけで。
しかし、じゃあどうやってその質をキープするか?どうやって高い質をとなればやはりそこはある程度の量をこなすことでしか体現できないんです。つまりは一定量を積み重ねることでようやく質的な変化を生む状態にまで持っていけるということ。
オレは質を求めてるんで。って言ってる人に限って頭でっかちに知識ばかりを詰め込んだり、反復練習を嫌う傾向がありますが…
とにかく質を求めるならば量をこなすしかないのはこれ当然かと。
ビジネス書とかでたびたび出でくるこの「量と質」問題。
ワタシはまだ何も結果を出していない名もなきサラリーマンでありますが、やはりこれまでの社会人生活を振り返ってみて、量が何よりも大事だと思っています。
どんな仕事でも繰り返し繰り返し取り組むことでやっと次のステージに移れる。
そして新たなステージでまた失敗を繰り返す。
ひたすら同じことを繰り返し、ようやく一人前の仕事ができるのではないかと思うのです。
冒頭にあったホリエモンの言葉も一理ありますが。
やはりセンスだけでは到底及ばない領域が存在すると……信じたい。
人よりやれるか?十分にやったか?飽きるまでやる、もしくは飽きてもやる。その覚悟があれば必ずチャンスはある。
センスは勿論重要なことだと思います。
もともとセンスがなければどんだけやったって結果は出ない可能性のほうが高いです。例えば超インドア派のワタシがイチローばりに野球の練習をしてきたところで今野球選手になっているかと言われたらそりゃ難しいでしょう。
やはり積み重ねる上での土台は必要です。
しかし、土台があればあとは練習量の勝負です。
人よりどれだけ多く積み重ねることができるか?どれだけ繰り返しやれるか?どれだけの量をこなしてきたか?
人は慣れてくると次第に自分なりのコツを掴み、言葉悪いけど「楽」をしようとします。これは効率化なんて言葉にも置き換えることができますが、要するに結果までのプロセスをよりスピーディに処理しようとするんですね。
質はどうでしょうか?
数をこなしてくればそれなりに一定の水準には達するでしょう。
ただそれで勝負する場合はどうでしょう。
その一定の水準で満足でしょうか?
例えば分かり易いところでは過去の芸術家や科学者はみな多作であります。
これはとにかく人よりも多くの作品を作り続けてきたことの1つの結果であり、その圧倒的な作品量によってその人物が偉人化されたということだと思います。
世界中の人が聴いたことあるであろう最強アンセムベートーヴェンの第九(歓喜の歌)は彼が散々苦労を重ね作り続けてきた交響曲のまさに9作品目であるわけだし、モーツァルトなんて作曲家生涯の中で600以上もの作品を残し、今も天才の名を欲しいままにしております。
1つ1つの作品が代表作である必要はなくて、要はどれだけの量をやってきたか?
これに尽きるのです。
よくアーティストは寡作か多作か?なんて議論もされますが、やはりここも多作であることの強さみたいなものを感じますね。
愚直なまでに続けること。
繰り返しやり続けること。
飽きてもさらにやり続けること。
その覚悟があるのなら、続けている限り必ずチャンスはある
…かもしれない。
でぃすけのつぶやき
今日はとにかく量で勝負するって話を自分に言い聞かせるように書きました。
途中で辞めてしまったらそこで本当に終わりです。
それまで繰り返し続けてきたこともすべて無に帰すのです。
絵を描くのを止めたのが999枚目かもしれません、あと1枚。1000枚目の絵が誰かの心に届くかもしれないのに。
自分で勝手に決めたゴールに満足してはいけないのです。
やると決意し、覚悟を決めたら死ぬまで続けるくらいの気持ちでやり続けるのです。
手塚治虫はその生涯で15万枚の漫画を書いたと言われています。
ピカソは作品数で言えば14万点にも及ぶと言われています。
さあ、多作であれ。
ワタシも諦めることなく挑戦し続けていこうと思います。
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