映画『ザ・アウトロー』リアルな銃撃戦だけじゃない良質なクライムサスペンスだった話。ネタバレ注意

本/映画/感想

たまには悪に憧れて。

そんな日もあるんです。

ということでアマゾンプライムで鑑賞した本作。

これまでハードボイルドな喧嘩一つしたことないワタシが、たまにはこういう荒ぶる気分に浸りたいときもあるんです。

何の期待もしないまま見始めましたが

これがなかなか面白い。

早速感想を綴ります。いや、書き殴るぜ。

本当の悪は誰だ?!『ザ・アウトロー』リアルな銃撃戦とクライムサスペンスから目が離せない。

『アウトロー』って聞くとおそらくほとんどの人がトム・クルーズを連想するかと思います。

ワタシもそうでした。観てないけどトム・クルーズが『アウトロー』って映画に出ていることはなぜか知っている、そんな他愛もない話は置いておき、本作の主演はジェラルド・バトラー。

あのスパルタンなマッチョです。

今回は民衆のためではなく、ただただ悪党を裁くために手段を選ばず戦う話です。

あらすじ

犯罪が多発する米ロサンゼルスの街を舞台に、刑事たちと強盗団が繰り広げる激しい攻防を描いたアクションサスペンス。主演は「ジオストーム」「エンド・オブ・ホワイトハウス」のジェライド・バトラー。共演に「スカイスクレイパー」のパブロ・シュレイバー、「ストレイト・アウタ・コンプトン」のオシェア・ジャクソン・Jr.、「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」の50セント。48分に1回、銀行強盗が発生するといわれるロサンゼルス。型破りな捜査で知られるロサンゼルス郡保安局の重犯罪特捜班を率いるニック・オブライエンは、多発する銀行強盗に日々、立ち向かっていた。そんなある時、伝説の強盗と呼ばれるレイ・メリーメンの一味が3000万ドルの巨額銀行強盗を企てているとの情報が舞い込む。氷のように冷静で、綿密な計画を練るメリーメンに対し、ニックたちも徐々に一味を追い詰めていき、両者が対決する日が刻一刻と近づいていたが……。映画.comより引用

映画『ザ・アウトロー』の見どころはここ。ネタバレ注意。

とにかく冒頭の銃撃戦がすごい。

標準装備のパトカー相手にいかにもプロフェッショナルな装備の強盗団が蜂の巣にする。

でもちゃんと弾が当たれば倒れてしまう描写もあり、一応のリアリティも残しつつ物語は幕を開けます。

場面は変わり人相悪い刑事たちが現場検証に。

タトゥーにヒゲに落ちてるドーナッツは食べちゃう悪な刑事ニック(ジェラルド・バトラー)

挙げ句にそのドーナッツを現場に捨てる。

スギちゃんみたいなワイルドさ。

強盗団とこの保安局の人たちとの戦いが始まります。

互いに情報収集したり、家庭環境が描かれたりと思った以上に丁寧に時間をかけて外堀を埋めていきます。

悪な刑事ニックはその悪っぷりから奥さんは娘を連れて出てってしまったり、強盗団のほうは娘が初めて彼氏を連れて来たときに強面たちがいじわるしたり…とにかく丁寧に外堀を埋めてくんですね。

強盗団たちが計画を練るところもじっくり描かれていて

あれ?冒頭の銃撃戦みたいなのはもうないのかな??

人によっては多少退屈に感じてしまうかもしれませんが、クライム物が好きな人なら十分楽しめると思います。だってそういう人ならわかるはずです。

最後にすごいの来るって。

当然のことながらクライマックスの銃撃戦は見応えあります。

渋滞で足止めを食らった強盗団と刑事たち。

まさか車を乗り捨てて激しい銃撃戦を繰り広げます。

ここまでに強盗団の背景も描かれているから彼らがどうしてこんなにもプロフェッショナルな動きが出来るのかも違和感なく入ってくるし、緊張感高いままラストまで一気に進行します。

ここからネタバレ注意です。

 

すべてが終わったあとの種明かし

このどんでん返しは面白かったです。

最初はラストの銃撃戦のために物語を意図的に遅延させていたのかとばかり思ってましたが…

これは説得力のあるどんでん返し。

銃撃戦だけがすべてじゃない良質なクライムサスペンスとして仕上げてきたのには驚きました。

でぃすけのつぶやき

アウトローな奴らの戦い。

頭脳戦に銃撃戦。

見どころはたくさんありましたが、個人的にはやっぱり犯人たちのプロフェッショナルな動き。

これだけでも十分楽しめちゃうワタシがマニアックなのかはさておき。

クライムアクションだけでなくサスペンスとしても楽しめるのは良作かと思います。

 

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