安定のステイサム映画『キャッシュトラック』を観た。【ネタバレ注意】
どの作品に出ても安定の無敵キャラであるジェイソン・ステイサム
何か運んでようが巨大サメと戦っていようが
彼は彼である。
ワタシにとって初めてのステイサムはガイ・リッチー監督の最高にアーシーな作品「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」だった。
そこから「スナッチ」を経て「トランスポーター」シリーズなど、気がつけばステイサムがちらつくようになったわけで。
一つ言えることは、冒頭のとおり
彼は彼(ステイサム=ステイサム)であり
どんな作品であろうとステイサムはステイサムなのである。
今日はそんな当たり前の方程式を確認し、そしてどういうわけかそれがすごく落ち着いたっていう話です。
ステイサム主演「キャッシュトラック」を観た。
ジェイソン・ステイサム主演『キャッシュトラック』の感想【ネタバレ注意】
あらすじ
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督が、「リボルバー」以来16年ぶりにタッグを組み、2003年製作のフランス映画「ブルー・レクイエム」をリメイクしたクライムアクション。ロスにある現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社では、特殊な訓練を受け、厳しい試験をくぐり抜けた警備員たちが現金輸送車=キャッシュトラックを運転していた。そこに新人のパトリック・ヒル、通称“H”が警備員として採用された。採用試験の成績はギリギリ合格というレべルだったHだが、ある時、トラックを襲った強盗を驚くほど高い戦闘スキルで阻止し、周囲を驚かせる。そして、彼の乗るトラックがふたたび強盗に襲われると、Hの顔を見た犯人たちはなぜか金も奪わずに逃げてしまう。周囲がHの正体に疑心を抱く中、全米で最も現金が動くブラック・フライデーにフォルティコ・セキュリティ社に集まる1億8000万ドルの大金を狙う強奪計画が進行していた。映画.comより
2021年製作/118分/G/アメリカ・イギリス合作
原題:Wrath of Man
配給:クロックワークス
劇場公開日:2021年10月8日
ガイ・リッチー監督との久しぶりのコンビに期待
ということで、こちらも鑑賞前から期待値が上がるわけですが、同時に心の中では
でもステイサムだもんね。
とほくそ笑んでいるのです。
ただ、物語の序盤はいつもとちょっと違う感じ。
なんだか運転技術も射撃の技術も大したことないステイサム。
警備会社の入社試験にギリギリ合格する、というステイサムらしからぬステイサムの登場に
この作品はひょっとしたらこれまでとは違うのかもしれない。と先程ほくそ笑んでいた自分の中で静かに動揺が沸き起こります。
が、それも束の間。
無口で鋭すぎる眼光はやっぱり我々のステイサムでした。
時系列を変えながら判明していく真実【ネタバレ注意】
安定のステイサム劇場の幕開けと共に
時系列が変わりながらこの物語の真相が明らかになっていきます。
やっぱり只者でないステイサムの素性
そこに加えて愛する息子を失った理由と警備会社に入ることになった経緯
いくつかの筋書きが一つに交差する瞬間はこの作品の醍醐味でしょう。
物語が進むに連れて
トランスポーターのような綺麗なアクションではないけれど
我々のステイサムが暴れます。
そして衝撃のラスト、、
まぁ、言ったらいつだって「なんでもあり」なんだから今さら言うことでもないんですが
ステイサムは不死身ってことで。
ただの痛快アクションだけではない今作
Amazon primeで観れるんで
暑くて外出たくないな、なんて日にはちょうど良いんじゃないでしょうか。