学生時代はバンド活動に明け暮れ、来る日も来る日も音楽のことばかりを考えていた時期がありました。言い出したら10歳のときにピアノを始めてから音楽が好きだったので、友達のいないワタシにとって父に買ってもらったウォークマンは宝物でした。
当時は今みたいにネットがない時代。
流行の音楽は一方的にテレビやメディアから押し付けられていたので、子供心になんとなくそれに嫌気がさしてクラシックのCDや父の本棚に入っていた海外アーティストのCDを好んで聴いてました。
また今でもそうですが、もともとインストの曲が好きだったこともあって、当時はゲームや映画のサントラをお小遣いを貯めて買ってました。
そんな中、てっきりサントラだと思って買ったこのCD…
聴いてびっくり。見事に全曲熱唱されていたのですがこれがなんと言ったらいいんでしょうか…
今でもたまに聴きたくなるんですよね。。
『熱唱!!ストリートファイターⅡ』たまに聴きたくなるアルバムってあるよね。
さて、捉え方によっては問題作ともなりかねない本作品。
TVゲームで空前のヒットとなった格闘アクション・ゲームの企画盤。戸田誠司,巻上公一,ハイ・タイド・ハリス,影山ノブヒロ,電撃ネットワークなどが参加し,登場キャラごとに主題歌を作っちゃったという力作。ちょっと異様な熱気が嬉しい。
ちょっと異様どころでないこの作品について語っていこうと思います。
まず先に言っておくと、この作品は通常のサントラではありません。※ジャケットに大きく書いておいて欲しいと、当時は思いましたが。
そうそうたるメンバー(?)がそれぞれのキャラクターのステージBGMに歌詞をつけ歌い上げるという企画アルバムです。
影山ヒロノブ氏はちゃんと熱唱しているのですが、ある意味話題の人となったコーネリアスの小山田さんを始め、電撃ネットワークは声だけだから見えないのに多分身体を張ってるし、アルバムを締めくくるストロング金剛の鼻歌のみの構成には度肝を抜かれます。
このブログでも過去様々なアルバムに対して1曲ごとに感想を述べてきましたが、この作品についてはそこまではしませんが気になる曲はちゃんと語っていこうと思います。
まずはセットリストです。
01 夢へのポジション [CHUN LI] (Spinning Long Version)/宮前真樹
02 紅のケン ~Burning Blood~ [KEN]/影山ヒロノブ
03 ブランカが街にやって来た!! [BLANKA]/電撃ネットワーク
04 張り手一発 日本の心 [E. HONDA]/ウガンダ・トラ
05 ロンリーウルフ [GUILE]/岩佐友晴
06 遥かなるインディア [DHALSIM]/戸田誠司 小山田圭吾
07 恐怖!バキューム男!! [ZANGIEF]/島木譲二 YOU
08 嵐になれ [RYU] (Tornado Intro Version)/山本淳一
09 Bison’s Dream [BISON]/ハイタイド・ハリス
10 仮面のナルシスト [BALROG]/ETHICA
11 タイガー伝説 [SAGAT]/巻上公一
12 沈黙の墓標 [VEGA]/ストロング金剛
衝撃の問題作『熱唱!!ストリートファイターⅡ』 この曲を聴け。
「紅のケン」はまさに原曲のイメージ通りの仕上がりです。影山ヒロノブの歌声ともともとの楽曲の雰囲気がぴったりマッチしてます。声と楽曲がしっかりロックしてます。今でもYouTubeでは様々なアレンジがされているこの楽曲は時代を超えた名曲の1つではないでしょうか。言い過ぎか…
ザ・リーサルウェポンズが『昇龍拳が出ない』という曲でこちらも似たようなアプローチをしていますので興味があったら是非。
「ロンリーウルフ」はガイルステージの楽曲。これももともとの曲がよく出来ているので切ないロックバラードに仕上がっています。
そして意外と原曲よりも聴き応えがある「Bison’s Dream」これは原曲よりもアレンジが聴いていると思います。声も良いしね。
「ブランカが街にやって来た!!」問題ありです。先程も触れましたが電撃ネットワークが何かを繰り広げてます。同じくウガンダが相撲について語る「張り手一発 日本の心」やぱちぱちぱんちが披露される「恐怖!バキューム男!!」など熱唱していない楽曲もあります。
そしてもう一度いいますがラストの問題作「沈黙の墓標」には驚かされると思います。
ほんとうにただ「ふんふん」と鼻歌だけなので…
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