ブルースの神様にあやかって、悪魔に魂を売りたい。
イタリアのバイオリニスト
パガニーニはその超絶的な技巧から周囲の人たちにこう噂されていた。
「悪魔と契約したに違いない」と。
「悪魔に魂を売った」
このフレーズは音楽をやってきたワタシにとって突き刺さること突き刺さること。
ワタシだって、魂を売ってみたいのであります。
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悪魔に魂を売りたい。
悪魔に魂を売ったという逸話で有名なのがこちら
ロバート・リロイ・ジョンソンのクロスロード伝説です。
音楽をやってたり、好きな人ならこの伝説を知らない人はいないでしょう。
「ギターが上手くなりたければ、夜中の12時少し前に十字路にいって、一人でギターを弾くんだ。そうすると『レグバ』っていう大柄の黒マントの悪魔がやってきてギターを取り上げる。
そうして彼がチューニングして一曲弾いてから返してくれる。その時から何でも好きな曲が弾けるようになるんだ。」ブルースアカデミーより引用
ロバート・ジョンソンは夏のある日、とある十字路(クロス・ロード)でギターがうまくなるために自分の魂を売ることを悪魔と契約し、超絶なテクニックをもって伝説のブルースマンへとなる。。
国道61号線と国道49号線が交わる十字路、ここで彼は悪魔と契約したと言われています。その時ロバートは19歳。
そこから彼は突如として才能を開花させ27歳という若さでこの世を去ることになりました。
人妻に手を出し、その主人に殺されてしまうというなんとも言えない死因で。。
27歳。そう27歳。
このミュージシャンの27歳伝説もまた凄い話しですが、それはまたの機会に。
悪魔に魂を売るということは‥?
果たしてロバート・ジョンソンは本当に悪魔に魂を売ったのでしょうか?
悪魔と契約をしたことによって、彼は超絶ブルースを奏でることができるようになったのでしょうか?
答えは誰にも分かりませんが、彼の偉業が後のローリング・ストーンズやクラプトンに影響を与え、ブルースの神様と呼ばれているのは事実です。
ロバート・ジョンソンだけじゃありません。冒頭紹介したパガニーニもそうです。
恐らく人は自分の想像力を越えた超絶な技を前にすると、つい悪魔的な存在を理由にしてなんとか理解・処理しようとするのかもしれません。
特に西洋文化ならではの表現なのでしょう。
日本では「神業」って言いますしね。
さてさて
私のような凡人はすぐに願望します。
悪魔に魂を売って凄い曲が書けたら…
テクニックを授かったら…
悪魔よ、ワタシの魂を買っておくれ、と。
そんな妄想をしている時間があるのならさっさと練習なり、作曲なりをすれば良いのですがつい耽ってしまうから困ったもんです。
でもどうしても売りたい。
ハードオフでも断ってくるであろうワタシの魂を果たして悪魔が買い取ってくれるのか?
悪魔だってそんな私の魂欲しくはないでしょう。
何なら今使ってるMacBookもセットでつける。。。
上手く契約までこぎつけたとしても、私の魂では一体何を引き換えに授けてくれるのか。
怖くて想像もつきません。。
ただ、ハードオフならMacBookだけは買い取ってくれそうですけどね。
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