イエローモンキーライブレポート日本武道館。セットリストと初めてのThe Yellow Monkey体験談

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猛烈な陽射しが照りつける道を歩きながら、ようやくたどり着いた武道館。

自分が演奏するわけでもないのに妙な緊張感に包まれたまま、そのときが来るのをずっと待っていた。

いよいよ始まるのだ。

 

これを奇跡と呼んでも

 

多分大げさではないだろうと思っている。

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THE YELLOW MONKEY GRATEFUL SPOONFUL ♠ ライブレポート。ワタシとイエモン。

先に言っておくとワタシは完全ににわかファンです。

かなりディープなファンであった妻さんの影響で彼らの楽曲にハマり、結婚してから吉井和哉のソロワークにハマり、夫婦でSTARLIGHT TOURに参戦。すっかり吉井和哉のファンになってしまったワタシ。

慌ててイエローモンキーのアルバムを漁るように聞きまくった時期がありました。

歌謡曲のようで、UKロックのようで

だけどすごい力強いキャッチーさを持つ彼らの楽曲は、ソロ吉井和哉の作品では感じられないエネルギーを放っていました。ですが知ったときにはとっくに解散していまして…

しかしワタシは一つの奇跡とも言える体験をすることになります。

彼らが再結成という名の復活を遂げたのです。

二度と見れないと思っていたTHE YELLOW MONKEYが今目の前のステージに登場するのだから、落ち着いて待っていられるわけがない。興奮と緊張が入り交じった不思議な状態でスモークがかった武道館のまだ誰もいない舞台を見つめていたのでした。

吉井和哉STARLIGHT TOUR2015の初日を満喫してきました。

吉井和哉STARLIGHT TOUR2015最終日を満喫してきました。

初日と最終日に行けるというなんともラッキーな経験。この体験がますますワタシの吉井和哉熱を高めてくれたわけで、結局パンドラの箱を開けてしまうことになります。

『パンドラ ザ・イエロー・モンキー』これは日本ロック史の貴重な資料だ。

さてさて、話はちょっとそれましたがそんなワタシがついに生で目撃することになったのです。

舞台は改修前の日本武道館。

今回もディープファンな妻さんのおかげでかなり近い席で見ることができました。

久しぶりの爆音ライブ体験がイエローモンキーになるとは…感慨深いものがあります。

では、人生初のイエローモンキー、その衝撃を綴っていきたいと思います。

GRATEFUL SPOONFUL 2019 セットリスト

まずライブレポートと言ったらセトリ。

今回は東京公演二日目、そして彼らのツアーで初めての♠

否が応でも期待高まる中ついに始まったのです。※今回ツアーの公演日にはトランプのマークが記されていて、そのマークごとにセットリストが決まっていると事前に妻さんから教えてもらっていたのです。そしてワタシが参戦したこの武道館二日目は今までなかった♠のマーク。

何の曲から始まるのか?!

何の曲が聴けるのか?!

 

2019 8/9

日本武道館 18時30開演

1.この恋のかけら

2.天道虫

3.パール

4.Love Homme

5.サイキック No.9

6.Breaking The Hide

7.砂の塔

8.Tactics

9.Changes Far Away

10.JAM

11.Balloon Balloon

12.パンチドランカー

13.ROCK STAR

14.ALRIGHT

15.Titta Titta

16.甘い経験

17.SUCK OF LIFE

18.I don’t know

アンコール

19.毛皮のコートのブルース

20.バラ色の日々

21.悲しきASIAN BOY

22.悲しきASIAN BOY

初めてのイエローモンキー体験を語る。

開演時間ちょうどに大音量でアップテンポなSE

観客は総立ちで手拍子

今回2階席ではありましたがかなりステージから近く、まるで自分がステージに立っているかと錯覚を起こすほど圧巻な光景。

1万人近くの人がみんなリズムを取って手拍子して。

そして満を持して登場した彼ら。

一曲目はニューアルバム『9999』からギターフレーズが特徴的な「この恋のかけら」。もはや沸点に達したと思われた会場を敢えて聴かせる選曲。それでもワタシは初のイエローモンキーの姿に見惚れていました。

そして2曲目「天道虫」でやられました。

すげーカッコいい。

36歳にもなってもっとほかに良い感想の言葉があるだろうと、自分でツッコミたくなりますがほんとこの言葉以外見つからない…

ほんと、すげーカッコいい。

年齢を感じさせない、というよりも多分若い人がこの曲をやってもこんなカッコよさ出ない。そう思わせる円熟さというか、立ち居振る舞い(笑)

そう、聴いてて思ったんですけど演奏力とか超越したその佇まいに見惚れていたんだと。

どうしても演奏技術とかステージ演出とか気になってしまうタイプなんですが、彼らのライブはきっとイエローモンキーという存在が成せる技の集大成なんだと。

「サイキックNo.9」は個人的に大好きな曲。

まさか生で聴けるとは思わなかったのである意味このライブの沸点はここでした。生粋のファンである妻さんはあまり良く思っていないアルバム『8』。これがワタシ個人的にはすごい好きなアルバムでして。多分解散し、吉井和哉ソロから入ったにわかファンだからこそ、純粋にハマったんだと思います。

その曲がまさか目の前で演奏されるとは……

当然のことながらかなりエモーショナルでハイテンション。

これぞライブと思わせる見事な演奏でした。

その後も新旧織り交ぜながら基本的にはニューアルバムに沿った構成。

ただ♠は「踊る」のがテーマのようで、割とダンサブルな選曲で突き進んでいくのですが、うまいなーと思ったのが『9999』からの曲を2曲以上続けないこと。

間にファンを沸かせる曲を挟む。

これで観てるほうのテンションは上がりっぱなしになるわけです。

当然、「JAM」で号泣しアンコールのMCから「バラ色の日々」で再び涙…

にわかファンだと思っていたのに…

ライブで同じ曲をもう一回??これぞイエローモンキー

セットリストを見ると??と思う人も多いでしょう。

そう、事件はアンコールで起きました。

「悲しきASIAN BOY」で最高潮に達した会場。見事なフィナーレで幕を閉じるかと思いきや

「ちょっと待った」

掛け声を間違えてしまったようで苦笑いすると、即座に観客からもう1回の大歓声。

演出上すでに会場は客席まで明るくなった状態で再び始まった「悲しきASIAN BOY」

もはや沸点を通り越した状態で完遂。

昔Radioheadのライブに行ったときにベースの入りがあまりに下手でトム・ヨークが苦笑いしながら演奏止めてもう一回ってのはありましたが、まさか全部演奏してからもう一回同じ曲やるなんて…そしてこれをさらなるテンションで迎えるファン。

これです。

これぞイエローモンキーなのだと体感しました。。

でぃすけのつぶやき

久しぶりのライブ体験。

それがまさかTHE YELLOW MONKEYとあって、ほんとにしびれるような体験となりました。

オリジナルメンバーでの再結成。

これまでの軌跡を軸に新しい感動を与え続ける選択をした彼ら。

ライブで披露された新曲たちはどれも素晴らしいアレンジで、過去の曲に比べると聴きやすく鳴っていたと思います。再結成してからも音楽的に進化していくのはアーティストとしての性でしょうか。

ガラリと大幅な変化ではなく、イエローモンキーらしい音を進化させていく感じ。

ライブに行くまであまり聴き入ってなかった『9999』

今になってドハマリしてます。

こうやってイエローモンキーファンが作られていくんだな、と。

 

 

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