RE:ナンバーナイン?!ZOZOTOWNであのブランドの名作が現代に蘇る。

FASHION

ナンバーナインというブランドをご存知だろうか?

今日はかつてワタシが熱狂したファッションブランドについて語ってみようと思います。何せ先日こんなニュースが駆け巡り、ワタシの中で忘れていたグランジ熱が静かに高まってしまったものだから。

ナンバーナインから新ブランド「リ ナンバーナイン」がスタート、アーカイヴコレクションに現代の感覚をリミックス

ナンバーナインとは?ワタシとナンバーナイン

ワタシがまだ大学生になるかならないかあたりの頃に、初めて知ったブランド。当時は今のようにスマホで簡単に情報が手に入るものではなかったから、ファッション雑誌で知ったんですよね。

穴の空いたTシャツやパーカー、ダメージ加工のデニムはグランジを十分に再現していて、昔からニルヴァーナ好きだったワタシの心をわしづかみしたものです。

このスカルのTシャツが欲しくて欲しくて探し回って…結局買えなくて。。

今の時代はリセール市場が成熟してますから、簡単に見つけられるんでしょうけど当時はタイムリーな情報を得ることは至難の業だし、ショップに行っても全然商品がなくて…だからしばらくして伊勢丹新宿にオープンしたときは嬉しかったですね。

そんな若い頃がワタシにもあったんです。

さて、そもそもこのナンバーナインとはなんぞ?という人に簡単にまとめてみました。

1996年、宮下貴裕という方が「ナンバーナイン」を設立。

この方服作りは独学で習得されたようでネペンテスというセレクトショップで企画やバイヤーをやってきた人です。ニルヴァーナやビートルズ、ガンズ・アンド・ローゼズなど好きなミュージシャンを想起させるデザインが特徴です。

一時はニューヨークにも店舗をオープンさせ、順風満帆かと思いきや、脱退。(通常ブランドをやめるのに脱退とは言わないのですが、このあたりもバンド好きな氏の表現でしょうか。ワタシは好きです)

今はソロ活動(TAKAHIROMIYASHITATheSoloIst)を行っています。

ワタシが熱狂していた頃はまったくメディアなどに出てこなかったので、どんな人なのかも断片的にしか分かりませんでした。たまに当時愛読していたスヌーザー(『snoozer』)という音楽雑誌に登場してびっくりしたことがありましたが。

ちょっと古い記事ではありますが、このスヌーザー(『snoozer』)の編集長を努めた田中宗一郎氏との対談記事がありますので貼っておきます。非常に読み応えのある対談です。

宮下貴裕×田中宗一郎対談。産業に抑圧されたアートの役割は、パンデミック以降生まれ変わるか?

ワタシはいつも作品を好きになると次第にその作品を作ったアーティストに迫っていき、気がつけばそのアーティストが作ったんだからと無条件に受け入れてしまう、いわゆる盲目的なファンに陥ってしまう傾向があります。

ファッションについてはそこまで深く没頭してしまうことはなかったのですが、このナンバーナインは今でもオークションサイトなんかでチェックしてしまいます。

というのもこのナンバーナイン

氏が脱退してから何度か復刻しているんです。

当時のオーセンティックさが微塵もなくなった、まるでユニクロで季節ごとに入れ替わる企画Tシャツのような質感で。

運営する会社が変わってしまい、メインボーカルが抜けたのに奇妙な形で生かされているバンドのようにブランドは今も続いていて、ZOZOTOWNで普通に買えるものになっています。

なんだか寂しい気持ちを抱きながら、ワタシも大人になったんだなと若かりし自分とのお別れをしたつもりでした。

そんなときに冒頭のニュースです。

「ナンバーナイン(NUMBER (N)INE)」が、新ブランド「リ ナンバーナイン(RE:Number (N)ine)」を発表した。ファーストコレクションのアイテムは、ゾゾタウン(ZOZOTOWN)限定で4月26日20時から販売する。

どうやらこれまでの復刻版ではなく、新しい解釈を施した【Remix】に近いんでしょうか。

早速ワタシもZOZOTOWNで買ってみました。

リ ナンバーナイン(RE:Number(N)ine)を試してみた。

当時を彷彿とさせる穴加工、そしてシルエットは現代風にタイト過ぎないようアレンジされています。

そして驚いたのが、価格。

まずは試してみるか、と思わせる設定(Tシャツ4000円、デニムは1万円)ですからね。

好きだったブランドが現代風にアレンジされて新たに出てくるっていうのが意外と斬新でした。

ある程度年齢を重ねていく中で、こうしてまた好きだった服を着れるのは良いな、と。

ただやっぱり当時のとことん追求していた感じはなくて(この価格じゃ難しいとは思いますが)

例えばタグ。

上が今回のRE:NUMBERNINEの下げ札

そして下がワタシが熱狂していた当時の下げ札

作り込んでますよねー。

ただ、何はともあれ今回のアレンジ企画自体はそこまで悪くないなというのが感想です。

今日はニルヴァーナを聴くかな。

 

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