ミレニアムに新刊だって?!『ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女』を読まずに語る
ええ?!まったく気が付かなかった‥
大好きな作品の1つである『ミレニアム』に新刊だって?!
今回本当にノーマークでした。
仕事に追われてたのか、ただ単純にアンテナが錆びてきたのかは分かりませんが、これはちょっと致命的な失敗です。。
ミレニアムに新刊だって?!『ミレニアム4』に気が付かなかったワタシの失敗。
本当に大好きなシリーズで、前からこの作品に対しては感想を書いてきました。
それくらい好きだというのに、今回は発売されたことすら気が付かなかったワタシ。
今読みかけの本を投げ捨てて一目散に書店に向かいたいところですが、、
まずはちょっと出遅れてしまったので情報を収集してみようと思います。
おさらいですが
作者スティーグ・ラーソン氏はこの作品『ミレニアム』を2年かけて執筆し2004年に出版社と契約することになるもその年に心臓発作で他界しております。
なんとも惜しい存在を失ったことになるのですが、その事実を知ったのはこのシリーズが既に大ヒットし、映画化され、さらにその作品がハリウッドでリメイクされた『ドラゴンタトゥーの女』を鑑賞した後のことでした。
作者は亡くなられる前にこのシリーズの構想を綿密に練っていたようで、原作では3まで出版され、このシリーズは世界中で大ヒットとなったのでした。
勿論ワタシはこのシリーズの虜となり、まだかまだかと映画化続編のニュースばかりを追い求めていました。(ルーニー・マーラ演じるリスベット版のほうで)
映画『ドラゴンタトゥーの女』公開からかなり経過してしまったことや、SONYの体制の変化など様々な情報が飛び交い、ルーニー・マーラ本人による続編への言及などもあってもう続編はないのでは?と囁かれていました。
今回新刊が出たということはひょっとして・・・??
ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女とは?
作者不在の中、作品が発表されるというのはまたどうしたことか?
実際スティーグ・ラーソン氏はシリーズを10まで続けるくらいの量の構想を練っていたと聞きます。ということは未筆なだけであって、下書きの原稿を元に誰かが編集でもしたのだろうかと。
このやり方はワタシの敬愛する作家・伊藤計劃と円城塔による『屍者の帝国』であったパターンですね。このエピソードもなかなか感慨深いものがありますが、ちょっと話が逸れるのでまた別の機会に。。
じゃあ誰が引き継いでミレニアムシリーズを再び起動させたのか?非常に気になります。
調べてみると‥
ダヴィド・ラーゲルクランツ著
‥ん?どうやら作者が変わっていらっしゃるようで‥
この作者については調べてもあまり情報が出てなくて、同じスウェーデンの作家さんだということ、遺族からの指名だったこと、くらいしか分からない。。
しかし既に発売されてから最新作『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女』は、2015年9月に世界35カ国で刊行されており、本国スウェーデンをはじめ、アメリカ、ドイツ、イギリス、イタリアなど、20カ国でベストセラー1位を獲得するほどの抜群の評価を獲得しているようです。
しかしこれでは作者スティーグ・ラーソンの意志は純粋には受け継がれていないと言えます。果たして本当の第4部はどんな展開を用意していたのかは気になりますが、これはもう歴史に対するロマンみたいなもので、個人の想像の領域を出ませんね。
何はともあれこのシリーズが再起動したことは非常に嬉しい限りです。
この勢いで是非映画化のほうも期待したいところです。
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作者が違うんじゃ‥なんて抵抗のある方はまず試し読みしてみてはどうでしょう?ワタシは試し読みなんて始めたら最後まで読みたくなってしまうに決まっているので止めておきますが‥
しかし読んでないのに良くこんなにも書けたなと自分でも驚きましたが‥
読み終えたらまた感想を書きますね。では
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