映画『マッドマックス 怒りのデスロード』を大爆音で観るべき理由

『マッドマックス怒りのデスロード』を観て/disk本/映画/感想

イカれてるとしか表現出来ない世界。

でも、一度見始めたら最後

もう後戻りは出来ない‥

『マッドマックス怒りのデスロード』を観て/disk

かつてワタシを熱狂させた映画があります。

それが『マッドマックス』という映画です。

警察官と暴走族の熾烈な抗争を描いたこの作品は、低予算ながらも大ヒットし続編として2、3と製作されることになります。もうご存知『マッドマックス2』はそのぶっ飛んだ世界観が各方面に多大な影響を与え続けています。

当時メガホンを取った監督ジョージ・ミラーはこのシリーズを成功させ、その後は『ベイブ』や『ハッピーフィート』など随分とハートウォーミングな作品を続けていました。

そして、今年

再びこのイカれたシリーズのメガホンを取ったのです。

‥反動でしょうか?

 

 

ヤバイって表現しか出てこない『マッドマックス 怒りのデスロード』

本作からメル・ギブソン演じるマックスは役者交代でトム・ハーディへ。

正直メル・ギブソンでやって欲しかったなーなんて鑑賞前は思っていたのですが、、これがまた良かったです。

良く考えてみればこのシリーズの主人公マックスはかなり寡黙です。科白少ないです。後はアクションメインです。なのでそこまで違和感なかったのかもしれませんが。

それでは鑑賞直後のテンション上がった状態でレビューしていきます。

あらすじ

核兵器による大量殺戮戦争勃発後、生活環境が汚染され生存者たちは物質と資源を武力で奪い合っていた。

そんな文明社会が壊滅した世界が舞台。

妻子を過去に目の前で殺された元警察官・マックスはそんな砂漠化した世界を放浪し続けていた。愛車インターセプターでの流浪の途中に襲撃され、捕虜となってしまったマックス。

砦と呼ばれる要塞に連行されてしまうマックス。

そこはイモータン・ジョーという独裁者が支配する国だった。

ジョーの部隊を率いる片腕の美人兵士フュリオサは取引の為にガスタウンへと出発するのだが、フュリオサは裏切りを決意しアクセルを踏んでいたのだった。

裏切りを知り、怒りに駆られ追いかけるジョーたち

なし崩し的にその危険なチェイスに巻き込まれるマックス‥

怒りのデスロード、開幕!

『マッドマックス怒りのデスロード』を観て2/disk

今回、非常に素晴らしい出来栄えなのがこの世界観。

2、3と構築してきた荒れ果てた世界をさらにスケールアップして描いています。

細かいディティールや砦の独特の文明などは一度見ただけでは味わいきれないほどの作りこみ具合です。

冒頭の20分だけでこれはもう一度観たいと思いました。

前作よりもより一層巻き込まれ方が強引ですが、とにかくあっという間にデスロードのかーチェイスが始まります。

シリーズのことを良く知らない、前の話を観ていない

関係ないです

もういきなり始まりますんで、この新しいマッドマックスを堪能しましょう。

ところどころでマックスの過去?を想起させる描写がありますが結局語られることもなく‥とにかく過去作品を知らなくても何も問題はありません。

もう一人の主人公フュリオサ

本作ではマックスは完全に巻き込まれ役です。

支配者ジョーから逃げる為、彼の妻たちを連れ出したフュリオサたち。

迫る危機を回避するため彼女たちと一緒に逃げることにしたマックス。

決して名乗らず、信用せず寡黙なマックス。

どちらかと言うと故郷を目指し、自力で未来へと突き進むフュリオサが主人公とも見える見栄えの良さです。

『マッドマックス怒りのデスロード』を観て3/disk

これが本当かっこいい。

なんたってあの美人女優シャーリーズセロンです。

あの美形がさらに際立つ坊主姿に片腕は機械。

もう何フェチか分からないけど最高にかっこいいです。

この彼女の姿を見ただけで「ヤラレタ!」ってなりまして。

虐げられた女性を解放するって図式は昔から数え切れないほど使い回されてきた永遠の定番です。

マリオブラザーズだって使うくらい

分かりやすいんですよね。

だから今回のようなアクションメインのドラマには良く映えるんです。

ただ、フュリオサという女性が自ら解放を求め戦うというのはなかなかインパクトあります。

マックス霞むくらい…

ワタシは以前『ドラゴンタトゥーの女』でも書いたのですが、新しいヒロイン像の輝き方はハンパないですね。

やはり時代でしょうか。

スピードを緩めることなくこのフュリオサとマックスは駆け抜ける。

テンションは上がりっぱなし

出てくるキャラクターたちの異常さ

エコカー全盛期の今だからこそ

ガソリンを力で奪い合う!というこの美学

まだ観ていないという方は

是非

大爆音で。


 

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