映画『マイ・インターン』は名言ばかり。目指すべき紳士の姿が見えてくる。

本/映画/感想

紳士たるもの○○であれ

という言葉がありますが、皆さん自分なりの騎士道精神はお持ちですか?

日本はレディーファーストの文化が根底にあるわけではありませんが、万国共通、男は自分の中に目指すべき理想の紳士像を持つべきです。

そんな切り口からこの映画を見ると、また勉強になると思って本作の紹介をしようと思います。

目指すべき紳士像はこの映画で学べ『マイ・インターン』

2015年に公開された本作。今でこそ当たり前になった女性の社会進出や引退後の働き方をテーマにロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイのW主演で話題となりました。

監督はナンシー・マイヤーズ。『ハートオブウーマン』を撮った監督さんです。普段、どんでん返し系の映画ばかり観ているので、たまにこの手のジャンルを観るととても感化されてしまうのです。

あらすじ

引退し妻に先立たれてしまったものの、社会との接点を求めて規則正しく毎日を送っているベン(ロバート・デ・ニーロ)は、ある日シニアインターン募集のチラシを見つけます。

新しい環境へ挑戦をするベンを迎え入れたのは、若手女性社長のジュールズ(アン・ハサウェイ)が立ち上げたファッションサイトを運営する会社でした。

ジュールズは多忙過ぎてそもそもインターンが来ることも忘れていただけでなく、まさかそのインターンが70歳であることにも驚きを隠せず、ベンとジュールズは最初から距離が作られてしまっていたのですが、ベンの人柄と経験が社内の空気をどんどん良くしていき、ジュールズも次第に頼るようになって…

 

『マイ・インターン』のみどころ 目指すべき紳士の姿

映画自体は特に複雑なストーリーでもないので、本当に気兼ねなく観れる良作です。特に働く女性の感情や、その夫が専業主婦として登場するのですが、この夫婦のお互いの葛藤なんかもしっかり描かれていて、ただのほのぼのコメディではない部分も多くの共感を集めたようです。

ただこの作品、ロバート・デ・ニーロが演じるベンの所作、生き方がとてもこれからの人生の参考になるのではないかと思って観ていました。

残念ながら奥さんには先立たれてしまったものの、自分なりに残りの人生を充実させようと挑戦をすることを選びます。

体力は劣っていくけれど、知見や経験、知識がある自分を信じて。

ベンの紳士ポイント

クラシックなスタイルを貫く。

自由な社風の会社に勤めることになったベン。社内はみんなカジュアルなスタイルで仕事を行う中、ベンはきちんとネクタイを締め、革靴、革の鞄、そして長年使い込んだことが伺える電卓や卓上時計など。クラシックは不滅だからな、というその科白もたまらない。

ハンカチは人に貸すために持つ。

「古き良き騎士道精神の最後の名残だ」と続くこの名言。ワタシは手を拭くものとばかり思っていましたが…反省。劇中もちゃんと女性が泣くシーンではさりげなく貸している姿が出てくるんです。

大切なことはメールではなく直接伝えること。

職場の同僚が浮気で揉めてしまったという相談を受けたベン。ちゃんと伝えたのか?と当たり前のことをきちんと説明する姿は貫禄だけでなく、正しく生きていこうとするベンの姿を端的にあらわしています。

なんといっても経験に裏付けられたベンの人間力の高さ。これが周囲の人間も変えていくし、それがどんどん好転していきます。

目指すは人間力を上げていくことかもしれませんね。

非常に刺さった部分だけポイントとしましたが、ベンのクローゼットのシーンは思わず見とれてしまいます。きれいに並んだネクタイやハンカチなどまるでブランドショップのような作り。

引退しても貫き通すことができるようなライフスタイルや働き方をしていきたいなーと思います。

それなりに経験値を積んでいくことが前提ですが。


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