半沢直樹ロスを埋めてくれる映画『7つの会議』はここが面白い。
倍返し!
恩返し!
惜しまれつつも最終回を迎えましたが、放送終了後も半沢ロスとばかりに連日ネットでは関連ニュースやら話題が溢れておりますね。
リアルかどうかなんて関係なくて
日曜のあの時間にあれ観ると明日から頑張ろうって気持ちになりません?
そんなワタシの事情はさておき
先日何の予備知識も入れずに鑑賞したこの作品。
あれ?
これって……
半沢直樹??ってなり調べて納得。
そう、あの半沢直樹劇場を映画でやってたってわけです。
しかもキャスティングもまあ似たりよったり。
だからかな……
面白かったです。じゃあ感想を綴っていきます。
映画『7つの会議』は大人気ドラマ半沢直樹と似て非なるもので同じもの。
もうね、多くは語りません。
『半沢直樹』シリーズでお馴染みの原作・池井戸潤×その演出陣とくればどう料理したって同じような仕上がりになるってわけです。
で、それが美味しいわけなんですよね。
あらすじ
都内の中堅メーカー、東京建電の営業一課で係長を務めている八角民夫(野村萬斎)。最低限のノルマしかこなさず、会議も出席するだけという姿勢をトップセールスマンの課長・坂戸宣彦(片岡愛之助)から責められるが、意に介することなく気ままに過ごしていた。営業部長・北川誠(香川照之)による厳格な結果主義のもとで部員たちが疲弊する中、突如として八角がパワハラで坂戸を訴え、彼に異動処分が下される。そして常に2番手だった原島万二(及川光博)が新課長に着任する。Yahoo映画より引用
『7つの会議』の見どころ
鬼と呼ばれる営業部長・北川(香川照之)が君臨する営業部には一課と二課があります。
一課にはエース坂戸(片岡愛之助)、二課には原島(及川光博)がそれぞれ率いているのですが、一課は常に予算達成、バリバリやっているのに対し、二課原島は毎回未達、、会議のたびにみんなの前で激しい叱責を受け続ける。
と、冒頭からお分かりいただけると思いますが本作
半沢直樹劇場のスピンオフかな?と思うくらい登場人物が同じ。
ただ当然キャラクターは違うので変な既視感だけが常に残像のようにちらつくのですが…
「いつ坂戸はおねえ言葉になるんだ?」
「部長は北川?あれ大和田は常務??」
世界観がこっちの勝手でどんどんパラレルしていくわけなんです。
まあ、それが半沢直樹のドラマに魅入られた人たちだったら文句なしに楽しめる要因になると思います。北大路欣也についてはもうまったく同じキャラクターのように登場します。
頭取?!って感じです。
ただそんな半沢直樹ロスを埋めるためだけに誕生したわけではないので、ドラマとしてとても面白いと思います。
やっぱり肝となるのは働く人たちのドラマ。
そして半沢直樹以上にこの作品には「組織」という枠組みに囚われてしまうことで正しい判断を見誤る人たちの悲哀が描かれています。そんな重厚なドラマに謎解きのエッセンスも加え、物語としてとても面白い作品に仕上がっています。
また一課長・坂戸の兄の勤務先が「東京中央銀行」というファンを喜ばせる演出もあります。
半沢ロスに悶々としている方々には深く刺さること間違いなし。
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