観てないけど語りたい。映画化されていた『蜘蛛の巣を払う女』(ミレニアム4)について。

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ええ、、またしても出遅れました。

というのも、このシリーズの大ファンであるワタシが原作(?)の発表を知らなかったという汚点を綴ったのが前回。

あまりの悔しさと衝撃から、事もあろうに読まずしてその作品を語るという暴挙に出たわけでありますが。

今回はそんなうっかりのままなんと映画化までされていただなんて…

こりゃ悔しさバネに再び

観ずして語ろうじゃないか。

ミレニアムに新刊だって?!『ミレニアム4蜘蛛の巣を払う女』を読まずに語る

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『蜘蛛の巣を払う女』が映画化されていたことを知らなかったワタシが語るミレニアムシリーズの魅力。

大好きなシリーズなのに原作はおろか映画化されていたことすら知らなかったワタシ。

すみません、もうファン失格です…

と、先に謝罪をしてからこの出遅れをどうにか挽回したいと今回も早速情報を集めてみました。

とりあえず公式サイトはしっかりと存在してました。

蜘蛛の巣を払う女

 

どうでしょう?なんだか面白そうじゃありませんか?

あらすじも調べていくとなんとなく見えてきました。(得意のウィキペディアではあまり詳しくかかれていなかったので…)

あらすじ

冷え切った空気が人の心まで凍てつかせるストックホルムの厳しい冬。背中にドラゴンのタトゥーを背負う天才ハッカー、リスベット・サランデルに仕事が依頼される。「君しか頼めないー私が犯した“罪”を取り戻して欲しい」人工知能=AI 研究の世界的権威であるフランス・バルデル博士が開発した核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局から取り戻すこと。それは、その天才的なハッキング能力を擁するリスベットにしてみれば簡単な仕事のはずだった。しかしー、それは 16 年前に別れた双子の姉妹、カミラが幾重にもはりめぐらした狂気と猟奇に満ちた復讐という罠の一部に過ぎなかった。 FASHION PRESSより引用。

とあります。

今回もリスベットとミカエルのコンビが活躍しそうですね。

で、気になるのが今回のこの映画化、なぜワタシのアンテナがキャッチ出来なかったのか??ということです。

というのもずっと続編に関しては気を配って注意していたはずなのです。

一応この『ミレニアム』というシリーズは一度3部作すべて映画化されておりますが、ワタシはやっぱりフィンチャー版『ドラゴンタトゥーの女』に魅了された一人。

可能であればあのテイストで再び3部作をデヴィット・フィンチャーに撮って欲しいと願っていたのです。しかしその願いはどうやら儚い夢であったことは途中経過で知っていました。

それは2015年のこと、続編製作のニュースでフィンチャーはおろか主演のダニエル・クレイグとルーニー・マーラが関わらないという報道もされており、ワタシはそこで一気に萎えてしまったのも事実。。

やっぱりミカエルはダニエル・グレイグでしょう?そして我らがリスベットはルーニー以外考えられないでしょう?と。

そもそも原作だってスティーグ・ラーソンはもうこの世にはおらず、ダヴィド ラーゲルクランツという方が仕上げていっているスタイルです。(ちなみにミレニアムシリーズはすでに5まで完成されているようです)

それでもこの作品が続いていけるなら、ファンとしては喜ばし限りなのではありますが。

自分が映画化のニュースからおいてかれてしまったので、ちょっと自己嫌悪かつ八つ当たり的にここまで書いてきましたが、じゃあ今回の映画化、一体どうなの?ってとこですが

一応今のところ評価はあまり良くはないようです

アクションシーンがメインとなりストーリーの掘り下げが不十分とYahoo映画でも書かれてしまっていました。

こうなるとファンとしては俄然応援したくなるというもの。

ここは1つこのシリーズの魅力、そして今作の魅力を語ってみようじゃありませんか!(観てないけど)

映画『蜘蛛の巣を払う女』は失敗?魅力、気になるところを語ってみようじゃありませんか。

このシリーズの最大の魅力はなんと言っても主人公・リスベットという映画史上稀有なヒロイン像の存在です。

痩せっぽっちで人付き合いの下手、愛想もなければマッチョな強さもない。

ただ恐ろしく明晰な頭脳とハッキング能力を持ち、パンクな出で立ちで平然と自分が嫌いな者を排除していく…

こんな理不尽で不気味なヒロイン、いままでいましたか?

でもね、これがハマる。近年乱発しながら誕生したダークヒーローなんてもんじゃありません。

決してハリウッド的ではないし、ヒロインとして相応しいのかどうかも危ういとこだと思います。そういう危うさを持ちながら、結果的に悪を容赦なく裁いていくダークヒーローみたいな展開に観ている者は釘付け。爽快感すら味わえるのです。

こんな魅力的なヒロインを軸にまた良く出来てるんですよ、ストーリー展開も。

このシリーズの魅力はヒロインのキャラクター像だけではありません。複雑に絡まった過去の事件を現代のテクノロジーを駆使して解決していく様はミステリーの要素以外にも見応え充分。

時に残酷過ぎる描写がまた物語にスリルを与えています。

とにかく前作『ドラゴンタトゥーの女』は一度観ておく価値はあります。きっとそこからこのシリーズにハマり、気づけば原作を3部作一気に読み終えていることでしょう。

今作はどうやらアクションに重点を置いてしまったがためにそのスリルさが足りないという評価のようですが…果たして実際はどうなんでしょうね?予告編を観る限りではルーニーでないリスベットも違和感ないし、息つまりそうになるシーンが出てきてます。

しかも、

制作にはあのデヴィット・フィンチャーの名があるじゃありませんか?!

前作で魅せたあの暗くて冷たい映像が再びです。

こりゃ前評判は置いておいて、一度観たほうが良さそうですね。

 

 

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