コンビニで買えるファッションの挑戦 ファミマ×TRIPSTERコラボ「ポケットTシャツ」レビュー
コンビニ×ファッションの新提案
コンビニで “服を買う” 時代──
そんな言葉が、かつては冗談のように聞こえたかもしれません。
しかし、ファミリーマートのアパレルブランド「コンビニエンスウェア」が、野村訓市氏手がける「TRIPSTER」とのコラボ商品「ポケットTシャツ」を発表したことで、その境界線がまたひとつ揺らぎました。
2025年9月26日、全国のファミマ約14,000店で発売されるこの限定Tシャツは、実用性とデザイン性を両立させた“仕事着にもなり得る一着”として注目を浴びています。今回は、なぜこのコラボが生まれたのか、仕様から着用感、そして40代目線で感じた意義まで深掘りレビューします。
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コンビニエンスウェア新作レビュー「胸ポケットで仕事着になるTシャツ」
野村訓市 × TRIPSTERとは?
まずこのコラボを語るうえで欠かせないのが、野村訓市氏自身の思想と歩み。彼は編集者・ライター・インテリアデザイナーとして活動し、1990年代から旅・取材・文化表現に関わってきました。
TRIPSTER を立ち上げ、様々なブランドとのコラボを手がけてきた経験があります。
T シャツのコラボ相手として起用された背景には、ただ有名クリエイターを使う以上の意図があるように感じます。
彼が語る「胸ポケットが一つで仕事着になる」という言葉には、日常と機能性の融合を目指す視点が込められています。
TRIPSTERの世界観は、ストリートとカルチャーを横断するスタイルが特徴。今回のコラボでは、そうしたエッセンスが“ポケットTシャツ”という普段着フォーマットの中に落とし込まれています。
ポケットTシャツの仕様とデザイン
このコラボTシャツは、もともと「アウターTシャツ」と呼ばれるデザインをベースにしています。そこに左胸のポケット・右裾ロゴ・広めの襟ぐりを加え、ファッション性を高めています。洗濯後の縮みを抑えるために、ウォッシュ・タンブラー仕上げが施され、ヴィンテージ感を演出している点も特徴。
ポケットは実用性と装飾性の両立を狙っており、ちょっとした小物を入れても馴染む設計。
襟ぐりが広めなので、上に重ね着をしても窮屈になりません。色展開は白・黒。サイズはXS〜XLだが、小さいサイズはオンライン限定などの制約あり。
実際に使ってみた感想(レビュー)
着心地・サイズ感
生地は厚すぎず薄すぎず、中間的な質感で風通しも良好。サイズはややゆったりめだと感じましたが、タイト目にもオーバー目にも使える余白的な余裕があります。
コーデしやすさ
白や黒の基本色なので、スラックス・ジーンズ・スカートなど、どんなボトムスにも合わせやすい。上にジャケットを羽織っても映えます。
良い点・気になる点
良い点:デザイン性と実用性を両立している点。
胸ポケットという“仕事着風”の要素。限定性ゆえのプレミア感。
気になる点:数量限定ゆえの入手難。オンライン限定サイズの制約。長期的な耐久性は未知数。
40代目線で見るこのコラボの意味
「仕事着のコンビニエンスウェア」という表現は、特に40代になった世代には刺さります。仕事も生活も境界線が曖昧になる今、このTシャツは「着替えなくても街へ出られる服」の一歩を提示しています。
価格(1,817円 税込1,998円)は“日常着”として手が届くレンジ。
高級ブランドの服ではなく、普遍性と実用性を重視する層にも適したアプローチ。
また、限定10万枚という数も重要な戦略。
希少性が話題性を生み、早期売り切れを期待させる動機にもなります。
まとめとおすすめ層
総合評価としてこのポケットTシャツは「ファッション性 × 実用性 ×日常への親和性」がバランスよく融合した一着だと思います。特に次のような人にはおすすめ:
• 軽く仕事着要素を取り入れたいけどブランド服は手が出ない人
• デザインTシャツを日常使いしたい人
• 限定アイテムの話題性が好きな人
ただし、「限定性ゆえの希少性」「サイズ制限」「耐久性未知」は覚えておきたい点です。
今後、このようなコラボ企画がどこまで日常アパレル化できるか、そして次のコラボ先がどこになるかも注目です。
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