ドラマ『SIX アメリカ海軍特殊部隊』シーズン2までの正直な感想。【ネタバレ注意】
久しぶりにドラマに熱中してしまった。
かつて「ゲームオブスローンズ」にはまり、毎日寝不足の状態に陥り、最終話を鑑賞し終えたときにはとんでもない喪失感を味わったものです。それこそ世間では「あまロス症候群」を始めとする数々のドラマロスに嘆いている中、ワタシは孤独にもドラゴンの女王の末路に涙していたのです。
もうドラマとは距離を置こう。
そう思ってしばらくは映画だけを鑑賞してきたのですが、油断して観てしまったこのドラマ。。
これがまた面白くて…
そしてすべてを見終えた今、改めてこのドラマについて語ろうと思い、PCに向かっています。
そのドラマとは
『SIX アメリカ海軍特殊部隊』
アメリカが作る戦争ドラマというと、どうしても迫力のある戦闘シーンに重きを置かれがちですが
このドラマはただドンパチするだけじゃありません。
登場する屈強な戦士たちの私生活の葛藤や悩みも描くので1話、2話と観ていくうちに気がつけば惹き込まれているという感じ。
戦闘シーンだけでなく、人間ドラマをしっかり魅せてくれるこのドラマ。早速感想を綴っていきます。
『SIX アメリカ海軍特殊部隊』が描く戦う男の姿勢。【ドラマレビュー】
あらすじ
オサマ・ビンラディンを殺害したことで知られるアメリカ海軍特殊部隊SEALs。イスラム過激派組織にSEALの「チーム6」を11年間導いてきた隊長が拉致されたことを機に、隊員たちの命がけの救出劇を描く。元特殊任務部隊の協力のもと、実際にあった極秘任務を忠実かつ正確に再現し、死と隣り合わせの過酷な環境下で戦う精鋭部隊の隊員同士の熱い絆を描くスリル満点の本格アクションドラマ。
テレビドラマとは思えないほどのクオリティ
よくある戦争映画のように、ド派手な演出というよりもリアリティを追求している感じがあります。
それもそのはず「ジャーヘッド」「キャスト・アウェイ」「アポロ 13」などの作品を手掛けた、オスカー賞ノミネート脚本家のウィリアム・ブロイルズ (William Broyles)
その息子で米軍の特殊作戦に従事した経験を持つ退役軍人のデヴィッド・ブロイルズ (David Broyles) 氏が主導して企画に携わっているのと
SEAL 映画「ゼロ・ダーク・サーティ」「ローン・サバイバー」での出演実績のある退役 SEAL 隊員ミシェル・ハール (Mitchell Hall) 氏もシリーズのテクニカル・アドバイザーとしての参加。
こういうミリタリーモノとしての展開に加え、このドラマではそれぞれの隊員たちの私生活にもスポットを当てています。
これがまた、、面白くもあり観てて辛くもあり。
例えば不妊治療、子供の学費、とにかくすごい円満とは言えない家庭を持ちながら
作戦が始まれば命をかけて戦うことになるのだから。
このギャップがこのドラマに深みを与えていることに間違いはありません。
『SIX アメリカ海軍特殊部隊』正直な感想
最初はやっぱり戦闘シーンに釘付けになるのですが
次第に彼らの人間模様が気になってきます。
奥さんと喧嘩したまま過酷な戦場に繰り出すことになって、辛いだろうなって。ワタシのようなサラリーマンでさえ夫婦喧嘩した次の日の仕事なんて影響でまくりです。。
エピソードを重ねながら、彼らが尋常じゃない訓練を続けてきたことや、仲間たちのために命をかける姿勢なども描かれていくので、関心するしかないのですが。
隊員たちのキャラクターがちゃんと描けるというのは、ドラマならではなのではないでしょうか。良い意味で時間をかけることができるので、丁寧に作っている感じが伝わります。
ちょっと残念なポイント【ネタバレ注意】
シーズン1は元シールズ隊長がある事件をきっかけに隊を抜け、傭兵のようなことをしていたところをボコ・ハラムたちに捕まってしまう。このリップ隊長を助ける、というミッションを目的にエピソードを重ねていくのですが、正直言って展開がちょっとゆっくり過ぎ。
各キャラクターたちを丁寧に描いている、という部分は良いポイントだったのですが、物語のスピード感からみるとちょっとゆっくり過ぎ。
これは編集でもう少しうまく出来たかな?と思えなくもない。
そしてシーズン2までの繋ぎ方は凄い衝撃でした。こりゃ見るしかないだろうってぐらい。
ただ、次第にこのシーズン2の雲行きが怪しくなってくる。
そもそも女性CIAのキャラクターがちょっと雑。
ラストに向けての作戦もなんだか雑になってきた印象。これは一節によるとシーズン2でドラマ打ち切りが決定したことも影響あるのでは?と。。
リアリティを追求してきたドラマが最後の最後でちょっとわかりやすい演出になってしまったこと。
そしてあまりに救いのないラスト
シーズン2まで観終えた今
また違った意味で衝撃を受けています。
続き観たいなー