1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣に学ぶ究極の時間管理術

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1440分

これなんだかわかりますか?

どのくらいの長さかパッとわかりますか?

答えはなんと

24時間(=1日)のことなんです。

1日を分で表すことでより時間の有限性を説いた本書。

久しぶりに刺激を受けたんでご紹介します。

毎日を大事に生きるって言いながら無駄な時間多くない?一日は1440分しかないんだよ

巷にはまあ幾多ものいわゆる「時間管理術」的なビジネス・啓蒙・啓発本が溢れています。人はそれだけ時間に追われたり足りてなかったりしてるんでしょうね。時間をもっと有効に使いたいって感じてるんでしょう。

時間管理術を学べばきっと限られた時間の中で最高のパフォーマンスを発揮することができるだろうと。

しかし大抵の人はその管理術の本を読んでいる/学んでいる時間のことは気にしていない。

本当の目的はうまく時間を使うということなのに、結局そのための本を読んで満足して終わってしまいその技術を習得するまでに至っていないケースが多々あります。

かくいうワタシもその一人です。

いつもそう。

なんかこの手の本を読み終わるとそれで満足しちゃうケース。

これじゃいけないなって、今回は強く思いましたね。。

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「1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣」で時間管理術を学ぼう

さあまずは本書の紹介から。

7人の億万長者、239人の起業家、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生に学ぶ生産性向上の日常習慣

(独自の取材と研究が明らかにした、)成功者共通の「生産性向上の習慣」を公開!

時間に追われることなく、生産性を向上させ、充実した生活を送るために。

著者は、成功している友人たちに時間管理のコツを聞いて回るうちに、ある共通点に気づく。それは、だれひとり「本に書かれているような方法」を口にしなかったことだ。そして判明した秘訣のひとつが「ToDoリストを使わない」ということだった。Amazonより引用

この見出しからして興味深いでしょ??

・成功者はToDoリストを使わない!

・億万長者はノートを手書きする!

・起業家は朝の習慣を重視する!

・オリンピック選手は「ノー」と言う!

・オールAの学生はSNSを遠ざける!

ワタシは今までたくさんのこの手の本を読んできました。

この手というのは「○○管理術」ってやつ。

手帳の書き方、スケジュール管理術、タスク管理術‥

そのどれもが読んだ直後は取り入れてみたりしたんですが、結局それが習慣にまでなることはありませんでした。

ワタシの最終的な目的はあくまで充実した毎日、後悔しないように毎日を大切に生きたいというちょっと抽象的かつ精神的なものだったのに対して、それらの本はあくまでも実際のテクニックに注視したものでした。

おそらくこのあたりの温度差も多少は要因だったのかな?とも思ってますが

要するに‥

 

飽き性な一面が出てたんですな。

 

しかしこの本はそんな飽き性なワタシにも突き刺さった鋭い一撃を持っていたのです。

「1440分の使い方」が持つ他の時間管理術の指南書にはない魅力とは?

はっきり言って時間管理術の根幹にあるのは

時間が足りない

という切実な思いじゃないでしょうか?

「今日はなにしようかね~」程度の時間に余裕がある人は別に時間を管理しようとは思わないですよね。

結局みんな時間が足りなくてやりたいことまで出来ないでいる状況を改善したいと思っているのです。

だから限られた時間を管理してやりたいことまでやろうと。

本書の魅力はまずこの時間の有限性をリアルに訴えかけてくる点でしょう。

1日を「分」に変換することで常にワタシたちは時間が過ぎていく感覚を覚えるし、1分という単位はあまりに短く、リアルです。

そして本書はこう続けます。

時間は何にも変えられない最も貴重なものだと。

たしかにそうです。

お金は頑張れば取り返せる

物だってなんとか取り戻せる

しかし失った時間は絶対に巻き戻せない

この核心を突くスタート地点から様々な有名人や偉い人たちのエピソードを紹介していくのです。

さぁお待ちかね

ワタシが本書を読んで最も深く突き刺さったのが…

todoリストをやめる

これです。

自称タスク管理マニアでライフログフェチのワタシの脳内をこれでもかと電撃的にかき回したこの言葉

だってそれまでワタシの人生設計の屋台骨はToDoリストで出来ているんですよ??と

究極のタスク管理、それはToDoリストを捨てること

まずは簡単に説明しましょう。

多くの成功者たちはみなToDoリストを使っていないという。

そしてその人たちに共通していたのが

スケジュールに「やること」を組み込んでしまうというもの。

うおー……今までのシステムが音を立てて崩れていく…

10年後

5年後

1年後

半年

3ヶ月

目標設定と日々のタスク管理を組み合わせ、自らのミッションをテーマに緻密に練り上げたワタシだけのタスク管理システムがぐらぐらと揺れております。

つまり

タスク管理にありがちなカテゴリーごとに整理されたToDoは結局システムに組み込むことに重きを置いてしまい実際に解決させるまでにそのエネルギーを保てないというのがその理由。

だからやるべきことを全てスケジュールに組み込んでしまう

あとは毎日それをこなしていく

超シンプル

それでいてなんか今までのやり方がとても面倒に思えてくる…

もうタスク管理っていう概念そのものを捨て、「時間を大切にする」っていう気持ちだけで何とかなるんじゃないだろうかと思ってしまいます。

しばらくシステム変更です。

でぃすけのつぶやき

いやー面白かった。

時間は限られているんだよって繰り返し伝えてきて、どれだけ自分の時間を自分のために有効に使えるか?にだけを焦点に当ててくるこの本。

思い当たる節がありすぎて最初は耳が痛いですが、刺激的な一冊となるでしょう。

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