日本の財布文化はなくならない?キャッシュレス社会はそこまでやってきているが…
財布って使ってます?
突然何を言い出したかと思われますが、ワタシはもう随分と長いこと財布を持ち歩いていません。
いや、何もお付きの人がいるとか
会計係が別にいるとかそういうセレブな身分じゃありませんよ、ただのサラリーマンです。
当たり前のことですが、すべての買い物をツケで済ませることができるわけでもありません。
じゃあ一体どうやって??って思う人もいるでしょう。
今日はそんな財布を巡る冒険。
財布がなくなる日。加速するキャッシュレス社会に向けて。
財布っていうと一種のステータスアイテムだった頃もありました。
普通のOLさんがブランドの財布を小脇に抱えるように、当時学生だったワタシですら財布は何故かブランド品を持っていたもんです。
しかもワタシは結婚してから一生使えると考えてカッコいい財布を無理した買ったこともありました。
なかなか良い値段したんですが…とにかく重たいのと仰々しいのとデカイのと…とにかく今は自宅待機中の一生モノです。
ワタシはカバンとか靴とか革小物が好きなので、財布文化はとても愛すべきものだと思っていました。しかし時代の波はむしろ違う方向へ勢いよく流れているようです。
キャッシュレス社会がやってくる。
例えば今じゃ当たり前になったSuicaやPASMO。
電車を乗る時に駅でかざしますよね?あのカードの中にお金をチャージしておくことでワタシたちの生活から小銭を使う機会が減りました。
ジュースやガムなど昔はジャラジャラと小銭で支払っていたものが、この電子マネーをチャージしたカードで精算できるんです。この便利さを味わってしまうとやはり人間戻れないもの。
さらにこの機能はiPhoneやスマホなどに搭載され、ますます便利になっていきます。
またナナコカードやTポイントカードなどなど…もう言い出したらキリがありませんが、とにかく今では我々はこのキャッシュレス社会を好きなサービスを選べるくらいに発展してきているんですね。
レジ待ち渋滞も減るし、チャージした電子マネーなら現金のように落とす心配も少ないですしね。生活を便利にするのだから、このキャッシュレスの流れは歓迎すべきことなんでしょう。
うーむ…じゃあ財布はもう不要なんでしょうか??
消えゆく財布文化。しかしちゃんと残っていく文化。
小銭だけでなく現金を持ち歩くことから解放された我々は極端な話、一枚のカードさえ持っていれば外出しても平気になるということです。
しかもそのカード機能をスマホに組み込んでしまえばスマホ一台持って出かけることも可能になります。
財布はもう必要ない
重たい財布を持ち歩くことはなくなり、面倒な現金での精算も不要になる。
生活はどんどんスピーディに効率良くなっていき、人々は一度味わった便利さを忘れることはできなくなる
でぃすけのつぶやき
しかし、ワタシは思うんです。
もともと現金をバラバラにならないように財布が生まれ、荷物をしっかり持ち歩けるようにカバンが発展してきたように
ワタシたちの根幹には触れられるモノに対する愛情が存在するんです。
目に見えないモノを愛でることはなかなか難しい、特に日本人は感覚というか、感性というか
触り心地とか繊細な領域を感じることができるように思えます。
根拠としてはとても希薄ですが、、だから多分財布もなくならないんじゃないかな?って。
ちょっと大きなカード入れ
とかちょっと形態は変わるかもしれないけど。
なんでも日本は世界に比べてお金を作る技術が素晴らしいので偽札が少ないから財布文化が残っているんだとか…海外は偽札が多く流通してしまうから電子決済のほうが信用されているらしいって話を聞きました。
しかも最近は特にエコ文化。
ミニマリスト、ミニマリズム、飽和状態のこの社会で自分の気に入ったモノだけを大事にするっていう流れ。
この流れ自体はワタシもすごい好きです。
だからこそ、便利さだけを追い求めるんじゃなくて
ちょっと不便だけどこれ好きなんだ、っていうモノを大事にしていきたいなと思うんです。
今日はたまたま財布について語りましたが、これは日常生活で使用するすべての持ち物に共通する思いです。