人それぞれの価値観
先日イチロー選手が日米通算安打の世界記録を打ち出した時
記者会見でこんなことを言っていました。
「僕は子供の頃から人に笑われてきた」
小学生の頃はプロ野球選手にでもなるのかって笑われたけどプロになり、アメリカに渡った時も首位打者になりたいという発言に対し、周囲は冷笑を浴びせられた。
それでも振り返ってみればこの偉業。
無事に3000安打記録も達成し、歴史に名を残す偉大な選手となりました。
人それぞれのマイウェイ。自分を信じて進むのみ。
イチロー選手の話はもはや有名で、夢なんて忘れかけた30代の我々疲れたサラリーマンに大きな勇気とちょっとした羞恥心を与えました。
羞恥心?
そうです。
いくつもの分岐点があったであろう自分の今までの人生
そこで自分を信じきれなかった自分自身に対してです。
そりゃあ自分が諦めずに夢を追い続けていたとしても歴史に名を残すような立派な業績を築ける可能性は低いかもしれない。それに、追い求めてきたとして今より幸せになれているかは分からない。
むしろ逆でしょう。
夢を求め続けてきたらワタシは今の幸せは何1つ手に入れることはなかったかもしれません。
娘の寝顔を眺めることもなかったのです。
でも、その振り返り方は結局イチロー選手を笑った周りの人たちと変わりません。
ほら、夢を見てるから幸せになれなかったんだって。
ほら言った通りだろう、やめとけって。
33際にもなって今さら自分を信じるなんて、こっ恥ずかしいしそんな自信ないし、もうちょっと周りのアドバイスを受け入れたほうが絶対良いに決まってます。
だって社会人になって10年近くにもなれば経験的に先輩たちの意見やアドバイスは貴重なことだということくらい分かっているんですから。しかもそれは案外正しい。。
しかしその瞬間、ワタシは自分を消してしまっているのです。
あと何年生きれるか分かりませんが、残りの人生おもいっきり自分を信じてみようと思ったのです。
このまま自分を消して生き続けていくのはもう止めます。
笑われてもバカにされても良いんです。
ワタシは自分のこれからの人生、自分のことをもう少し信じてみようと思います。
ただこうして文字として書きだしただけでも、心が軽くなるのが不思議です。
最後に感銘を受けたイチロー選手の会見を
「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあるので、例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』っていつも笑われてた。だけど、悔しい思いもしましたけど、でもプロ野球選手になった。何年かやって、日本で首位打者も獲って、アメリカに行く時も『首位打者になってみたい』。そんな時も笑われた。でも、それも2回達成したりとか、常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります」
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